以前縫製会社に勤めていた際、ハンドメイド経験豊富な内職希望の方が工業用ミシン研修(練習)にいらっしゃいました。
最初は大きなモーター音や速いスピード感におっかなびっくりしておりましたが、
帰宅する頃には
『実は昔から工業用ミシンに憧れてたんです!欲しくなっちゃいました!(°▽°)』
と嬉しそうに帰って行かれました。
(ちなみに内職さんには会社の工業用ミシンをレンタルしてました)
実は、私も昔は『工業用ミシン』にとても憧れていました(*´ω`*)
なんかプロ!って感じで上手く縫えそうですもんね〜(‘ω’)
ちなみに私は
専門学校→職業用ミシン
縫製業→工業用ミシン
自宅→家庭用ミシン
というように全てのミシンの使用経験があります。
では、現在そんな私が、もし友人知人に『工業用ミシン欲しいんだけど、どう思う?』って聞かれたとしら…
『工業用ミシンじゃなくて、家庭用ミシン買った方が良いよ!(°▽°)』って言います。
正確には『職業用ミシンに近い家庭用ミシン』をおすすめします。
確かに工業用ミシンは、様々な布地をスムーズに縫い進めてくれる馬力があって、
便利なアタッチメント(ミシンの押さえなどの付属品)の種類も豊富なので、使いこなせれば綺麗な仕上がりが期待出来ます。
そしてミシンと机が一体化しているので、ベタ踏みするような高速で縫っても機械が安定していて動いたりしません。
では、私が考える工業用ミシンのデメリットとは何かというと…
•重いので、一旦設置すると容易に動かせず、好きな場所に移動出来ない。(2階はミシンと台をバラして運ぶなど、結構大変)
•重さゆえ、畳の上などには置き跡が残るため、ミシン台の下に板などを敷く必要もある。
•布地に応じた上下糸調子を自分で覚えて微調整する必要がある。
•壊れた時に簡単に持ち運び出来ないので、修理業者さんにきてもらわないといけない。
(そして部屋を急いで片付けなければいけない!→これ結構重要です笑)
•中古でも割と高額。アタッチメント(付属品)、ミシン油なども買い揃え無くてはならないので、
追加でも結構お金が掛かる。
•基本的に直線縫いしか出来ない。
•そもそも、家庭では凄い高速で凄い量って縫わない。
•音がうるさい。アパートだと…無理だと思われる音量。
…などでしょうか(。・ω・。)
職業用ミシンもメリットは工業用ミシンと同じような感じだと思います。
職業用ミシンは工業用ミシンには劣りますが、馬力があり厚物も綺麗に縫えます。
しかも、こちらは多少重さはありますが、移動も可能。
では、何故職業用ミシンもおすすめしないかと言うと、
『一台で色々出来ないから(。・ω・。)』
コレ私あるあるなんですけれど、
『一台で二役』とか『2Way.3Way』とか『今ならなんとコレも付いてくる!』とかって言葉に弱いんです!
皆さんはいかがですか?
どうせ同じ位の料金払うんだったら、直線縫いだけじゃ無くて、飾り縫いもしたい!お得な買い物したい!って思っちゃいませんか?
その点、家庭用ミシンなら(機能の多さは値段にもよりますが)
•直線縫い以外も出来て
•便利なアタッチメント(付属品)もセットで結構付いてくるし、
•移動も割と楽ちんだし、
•糸調子をあまり調整しなくても綺麗に縫えるし、(ほぼ自動調整してくれるので)
•油をささなくも良い(家庭用ミシンは基本的に油をさしてはいけません)
…などなど
個人的には本当にメリット満載!(*´∇`*)
そして、もしも家庭用ミシンに10万円前後出せるのならば、
『職業用ミシンの様な強いモーターを搭載した家庭用ミシン』というのがあります。
なので、もし職業用ミシンを買う位の予算があって、馬力のあるミシンの購入を検討しているならば、
『ミシン修理も請け負っている手芸屋さん、ミシン屋さん』で(←ミシンにとても詳しいので)
『強いモーターの家庭用ミシン』というのを、是非体験してからどれにするか決めて頂きたいな〜と思います( ´∀`)
もちろん安いミシンが一概にダメだと言っているわけではありませんし、無駄に高いものを買って使わないのでは勿体無いので、
ぜひ店頭でちょっと高いミシンと、安いミシンを縫い比べて、ご自分に合ったミシンを選んでくださいね(o^^o)
↓ちなみに、こちらは私の19年来の相棒です♪
買った時は10万円前後しましたが、かなりの頻度で使用しているので、かなりコスパが良いと言えるのではないでしょうか?(笑)
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