時を経た黒留袖着物をドレスにリメイク*クラシカルな趣を活かしつつ、お客様にピッタリのデザインに

さて、今回はとても古い黒留袖着物をお預かりいたしました↓

(※画像の着物の前合わせが逆になってしまっておりまして申し訳ございません)

現代的な豪華さは無いものの、それが逆に上品で落ち着いた色柄で非常に素敵です(о´∀`о)

お客様もこの絶妙な色合いが気に入られ、ドレスに仕立てたら素敵になりそう!と思われたそうで、今回ご依頼をいただきました。

お客様と楽しく雑談多めのご相談をしつつ(笑)、様々なご希望を聞かせて頂きました。

具体的なご希望内容はこんな感じです↓

•お着物を着用された方と並んだ時に、あまり見た目の違いが有り過ぎないように、着物のデザインやシルエットを活かしたドレスにしたい。

お腹周りはあまりフィットしない、体のラインを強調しないデザイン(ストンとしたシルエット)希望。

•ウエストに着物帯を思わせるベルトが欲しい

•二の腕あたりは細めで、袖口が広がったお袖のデザイン希望。

•柄生地が余ったらウエストベルトにも柄が入ったら嬉しい。

という事で、お客様のご希望を叶えつつ、お客様の雰囲気に似合うデザインで仕立てさせて頂いたリメイク・ドレスがコチラです↓

今回特にこだわっているのが衿元

着物を着た時のような前合わせ風のデザインです。

実は当初の仮縫い時点(※別布での試作品づくり)までは、着物の前合わせを参考に『右前』にする予定だったのですが、裁断時に着物柄が左下に流れているのに気づき…

急遽逆方向のデザインに変更することに(^_^;)ギリギリセーフ

デザインとしてはどちらでも『有り』なのですが、全体的なデザインの方向を統一した方が、よりクラシカル(伝統的)な印象のドレスになります。

ウエスト帯ベルトには片端に柄布を使用

左脇で結んだ時に、ドレスの無地の部分にベルト柄が来るので、スッキリとした印象と華やかさもプラス出来ます。

また、ベルトは綺麗に結ぶことを意識しなくても、めくれた裏の紫色が差し色となって自然に『良い感じ』になるのも魅力の一つ。

また衿元のパイピングの色はドレス柄の中からお客様に選んで頂いたのですが、

この『江戸紫』がドレスのアクセントカラーになってデザインを引き立てています(°▽°)グッドチョイス!

紫だけだとドレスの黒と色味が近く、馴染んでしまうので、細くゴールドもプラスしていますがお客様の首元を上品に彩っていて、とても素敵でした。

仮縫いでのご試着時では、ご用意したお袖の形がお客様にはイマイチだった為、その後少々デザイン変更。

腕の動きで広がる肘下のプリーツデザインは、お客様にも大変ご好評いただけました(о´∀`о)

また、『ヘアアクセサリー』『ハンドバッグ』を追加でご依頼いただいたので、ドレスのデザインと雰囲気を合わせたものをご用意させて頂きました。

衿ぐりが狭めのデザインですので、バレッタで留めて髪をアップにしていただくのもドレスとのバランスが良さそうです。

仕上がり時に小物と合わせてご試着(&撮影会)をして頂きましたが、とてもお似合いで素敵でした!

ベルトの有無や結び方など、このドレスならではのアレンジをしていただくことが可能ですので、

ぜひ色々と楽しんでいただけたら嬉しいですね(´∀`*)

フォーマルなシーンでお着物を着るのも素敵なのですが、大半の方は着付けやヘアメイクをお願いする必要がありますよね。

着付け方によっては、長時間ちょっと苦しい…なんてことも(´;ω;`)

着用のしやすさも考えて、今回ご紹介させていただいたように、着物をドレスへとリメイクする方法もあります。

古き良きものを大切に受け継ぎながら、『今の自分らしさ』に寄り添う一着へと生まれ変わらせる、

それは、とても素敵な選択肢の一つだと思います(*´ω`*)

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