お持ちのミシン、使いこなせてますか?③

前回の『お持ちのミシン、使いこなせてますか?➁』↓では家庭用ミシンの普通押さえに注目して、洋服の衿付けに活用するワザをご紹介しましたが、

お持ちのミシン、使いこなせてますか?②
前回は家庭用ミシンの押さえの幅についての豆知識を書きましたが↓ この『押さえ幅は8㎜の法則』を使って、ぜひ縫って頂きたいのが洋服の『衿つけ』です。 お洋服を作られる方にとって、衿付けは他の箇所を縫うよりも難しいと感じる方が多いかと思います。...

皆さんがお持ちのミシンで、まだまだ隠れたワザが使えるんですよ!というのが今回の内容です。

ちなみに、今回使用している家庭用ミシンはこちらです↓

こちらは母のミシンを借りています。

10年以上昔のものなので正確な値段は分かりませんが、3万円前後かな?と思われます。

多分、一般的なご家庭によくあるタイプだと思い、今回の見本にしています。

さて、多くの家庭用ミシンに最初からセットにされている事が多いのが、『ファスナー押さえ』

その名の通り、ファスナーを付けるのに便利な形の押さえになっています。

ファスナー押さえは、押さえの左か右の凹み部分に針を落とせる(刺さる)ようになっていて、

この押さえを使用する為に、針位置を動かすモード(写真右側参照)というのがあります。

普通はファスナー押さえを取り付けて、モード2に切り替えるわけですが、

これを普通押さえを取り付けたまま、モード2に変更すると…

針落ち(針先)から押さえの端までの距離が1.2cmとなります。

これは、例えばコートなどの型紙などに多く見られるのですが、型紙の縫い代が1.2cmの場合に有効に活用する事が出来ます。

つまり、押さえの端に布端を合わせて縫えば、この微妙な幅を保って縫っていくことが出来て、とても便利なんです(´▽`)

(これも、各ミシンによって幅が違う可能性がありますので、同じ設定にして測ってみて下さいね)

1.2cmの縫い代は、普通に縫おうとすると結構難しいんですよね…私は面倒で型紙の縫い代を1cmに変更しちゃう時もあります(ˉ▽ˉ;)

もちろん、縫い代が1.2cmにしてある理由というのがあったりします。

1cmの縫い代の場合、

特に厚みのある布を縫う場合は、縫い代が厚み分で取られてしまい、

縫い代をアイロンで割っても、厚みで縫い代が立ち上がってしまうこともありますし、

裏地などを部分的に縫い代に留め付ける際も、細くて留めづらなんて事になったりもしますので、

安易に1.2cmの縫い代を1cmの縫い代に変更してしまう事が心配な方は、ぜひ上記の押さえのワザを使って、しっかり1.2cmの幅をキープしながら縫ってみて下さいね。

お持ちのミシン、使いこなせてますか?④
前回の『お持ちのミシン、使いこなせてますか?③』↓に引き続き。 もう一つ、家庭用ミシンによく付属されている『かがり縫い』という押さえがあります。 『かがり縫い』とは、かがり縫い押さえをセットし、かがり縫いモードに変えれば、 ロックミシンが無...

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