(※2月22日にアップしたこちらのブログですが、訂正箇所が見つかったため3月5日に加筆訂正し再アップさせていただきました。
訂正箇所は『まつり縫いミシンの解けやすい方向は、左方向× → 一方方向⚪︎』です。
お詫びして訂正させていただきます。気になる方は再読して頂けますと幸いですm(_ _)m)
『おまつり騒ぎ』と言えば、夏祭り、秋祭り、春祭りと様々ありますが…
このブログでお話する『おまつり騒ぎ』といえば、やっぱり
お洋服等の『まつり縫い』のことですよね( ̄(工) ̄)トウゼン
さて、Google AI 検索先生によれば、『まつり縫い』とは
布の端を折り、表に縫い目が目立たないように縫い留める方法、とのこと。
皆さまもズボンやスカートの裾が『まつり縫い』になっているものを何枚かお持ちだと思いますし、
洋服作りをされる方は、結構使う縫い方かもしれません。
私は洋服のリフォームやリメイク•オーダー受注のお仕事もしているので、
コートやジャケット•スーツなどのまつり縫いの作業というのが結構あります。
機械音が気になるミシンでの作業を昼間におこない、手作業の『まつり縫い』だけをまとめて夜間に
作業することも。
ひとり黙々と夜中に手縫い…っていうと、『地味に大変ね…(´Д` )』とか思っちゃいますよね?
でも私、結構好きなイベントなんです(°▽°)
まず、好きな飲み物を用意して〜(もちろんノンアルコール飲料。
万が一、こぼしてしまうと困るので、ちょっと遠いところに置くのがポイント)
さらに、日本語吹き替え映画や邦画、YouTubeなど画面を観なくても何となく内容が分かる動画も用意。(ちなみにハリーポッター吹き替え版は3周目突入。魔法もいくつか習得済み)
そして『おまつり騒ぎdeワッショーイ!』と叫んだら、
夜のおまつりイベント•スタートでございます!(°▽°)ワッショーイ
←夜のおかしなテンション

編み物や手刺繍をされる方にはご理解いただけると思いますが、
夜に無心に手先を動かす作業は結構楽しい時間でもあります(*´ω`*)
さて、ここまでは『手まつり』についての雑談でしたが
お仕事柄『まつり縫い専用のミシン』というものを使ったりもします。
(縫製業界では『ルイスミシン』と言ったりもします)
ズボンやスカートの裾はこちらを使って効率よく仕上げることで、
より早くよりお安く、お客様にサービスをご提供することが出来ます(´∀`)
ちなみに、私が一年程前に購入したまつり縫いミシンはコチラ↓
あまりご家庭で購入されないタイプのミシンですね。

これね、『自動糸切り付きミシン』っていうのが購入の決め手だったんです!(´∀`)スゴイ
どこが自動かというとですね、ある一定の位置で止めて
画像の部分を指で押すと、カッター部分が糸に引っかかって切れる、
っていうね!
あれ?…これって…自動っていうのかな…?( ̄(工) ̄)ハテ?



疑問はさておき、いちいちハサミを持たなくて良いのは便利なので個人的には満足しております(´∀`)
市販のお洋服もこのようなミシンまつり縫いで仕上げられているものが多いのですが、
『なんか裾から糸が出てる〜』
って糸を引っ張ったら、ポロポロとほどけて止まらな〜い(´Д` )
おや?…全部ほどけたんですけど?( ̄(工) ̄)ドウシテ?
なんてことありませんか??
ミシンまつり縫いは割と簡単にほどけるものが多いのです。
(ただしお直しをする側からすると、縫うのもほどくのも手早く出来て、仕上がりも綺麗なので良い所でもありますが)
ということで、ここからは
ミシンのまつり縫いがほどけ始めてしまった時のお役立ち情報をご紹介(°▽°)
まず、アナタのズボンの裾から糸がピロロンと出ていたら…
その糸を引っ張りたい気持ちをグッとこらえて、まずスマホのカメラを起動しましょう!
今やスマホのカメラは便利な『拡大鏡』代わりになりますので、
カメラでほどけている部分を映しながら拡大してじっくり見てみましょう(°▽°)
すると、縫い目はこんな感じになっていると思います↓
(※同じでは無い場合もあります)

通常ミシンまつり縫いは布地と同じ色糸を使うので、馴染んでしまってちょっと分かりにくいと思いますので、
今回は分かりやすいように『まつり縫い糸』の色を変えて縫ってみたのがこんな感じ↓

この糸が途中で切れてしまうと、そこからほどけてしまう…というわけなのですが、
このまつり縫い、実はほどけやすい方向が決まっているんです(°▽°)
まず、まつりの糸は切れた所から左右どちらか一方方向に向かって簡単にほどけていきます。
反対に解けやすい方向と逆方向は解けにくい構造です。
ちなみに私の使っているまつりミシンは『左方向』に簡単に解け、
『右方向』へは解けにくいです。
(※右方向が解けやすく、左方向が解けにくいミシンもあります)

この、ほどけ始めた糸をゆっ〜くりと引っ張って少しほどくと、糸の『輪っか』が出来ていると思います↓


これ以上ほどけないようにするには、
この『輪っか』に『つまようじ』などを通して糸を引っ張り出すだけでOK!(°▽°)

早めにこの処置だけしておくと、それ以上はほどけにくいので後で直す箇所が少なくて済みます。
その後、針と糸を用意してほどけた糸を針に通し、(ほどけた糸が短い場合はやらなくても良いです)
適当に(表面には出ないように)布に何回か通して玉結びをして、裾の中に通してからカットしておくと、より安心。


そして、ミシンのまつり縫いに2〜3㎝位縫い重ね縫い、
(重ねることで、元々のミシンまつり縫いがをほどけにくくします)
ほどけてしまった部分を『手まつり』で縫い閉じればお直し完了です♪

お出掛け先でのもしもの時にも役立ちますので、ぜひ覚えておいて下さいね(´∀`)
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