洋服作りをたしなまれている皆様の中には、ポリエステルやキュブラの『裏地付きのスカート』や『裏地付きのアウター』を作られるという方もいらっしゃるかもしれません。
このような素材の裏地は薄く、無地のものも多いため、
表地と違ってあまり使い道が無いので、余った裏地端切れはすぐ捨てられてしまう運命なのではないかと思います。
そんなわけで、今回はその捨てられがちな裏地の端切れの『意外な有効活用法』について書いていきたいと思います(*⁰▿⁰*)
もちろん、『裏地付きの洋服は作らないから…』という方も沢山いらっしゃいますよね。
そんな方も、いらない裏地付きのお洋服を処分する際、
その裏地を少しカットしておいて有効活用してみてください。
それでは早速裏地の端切れの利用方法ですが、
それは『接着芯のベタつきを取る(薄くする)のに利用する』こと!(*’▽’*)
これだけでは何を言っているのか分からないと思いますので、画像とともに説明していきます。
例えば、学生ズボンの裾上げに『裾上げテープ』を利用されるという方も多いかと思いますが、
学生さんは特に成長にともなって、丈を長く直すことが多いです。
そんな時、裾上げテープをはがして丈を伸ばして、新たにテープを貼り直しますよね?
その裾上げテープをベリベリはがした部分には、どうしても接着剤が残ってしまいます。
それが残ったままで、表からアイロンがけをしようものなら…
『おおぅ!マミィ、ズボンがくっ付いて中に足が入らないよぉ!(´Д` )』
なんてことになりがち。
(もちろん無理矢理足を突っ込めば、はがれますが)
と、いうことでこんな時に役立ててほしいのが『裏地の端切れ』なんです(°▽°)
やり方はいたって簡単。
接着の残った部分に裏地を乗せて、アイロンをかけて温かい内にはがします。
そうすると、接着が裏地の方に付きます。
次にまだ接着が付いていない綺麗な部分の裏地面を乗せて、アイロンをかけてはがします。
これを何回か繰り返すと接着はほぼ裏地の方に移るというわけです。
ちなみに、綿の布などでも試したことがありますが、裏地が一番効果的でした。
もちろん、ズボンの裾上げテープの事例以外にも
洋服作りの際、接着芯を貼り間違えてしまって、はがした後の接着を取るために使ったり、
(接着はほぼ無くなりますが、素材によっては跡は残ってしまうものもあります)
接着芯を貼る際の使い捨ての当て布として使用したり、
アイロンで直接接着芯を貼った後のアイロンクリーナー(アイロンに付着した汚れ取り)としても有効です。
(※ちなみに『接着芯』とは…簡単に説明すると、ズボンの裾上げテープの大きいバージョンです。
主にお洋服の裏面の必要な部分に貼ることで、お洋服の型崩れを防いだり、伸び留めなどの補強につかわれます)
ちなみに、私は接着芯の裏表を見間違えてアイロンの方に貼ってしまう事が
年に5回以上はあります( ̄(工) ̄)エヘ
なので裏地端切れが結構役立っております。アリガトウ
この裏技はリフォーム会社にいた頃の先輩に教えていただきました。
もちろん、接着芯はがし専用のクリーナー(溶剤)というものも存在します。
(Amazonでは2000円前後で販売しています)
ただ、お値段もそれなりにしますし頻繁に使うものではありませんので、
裏地端切れの有効活用、試してみてくださいね(´∀`*)
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