便利な小道具シリーズ③−2『裁縫ヘラを使ったカーブの裾上げのコツ』

前回記事では『裁縫ヘラの基本的な使い方』についてご説明しましたが↓

ハンドメイドの便利な小道具シリーズ③ー1『裁縫(和裁)ヘラの基本的な使い方』
さて、本日ご紹介したい便利な小道具はコチラの裁縫(和裁)ヘラです(°▽°)↓ ちなみに、このヘラは小学校の裁縫セットの中に入っていたもの。 しかも、私の学校では、浴衣を作る機会がなかったので、数年前まで使い方もよく分からなかったというくらい...

今回は『裁縫ヘラを使ったカーブの裾上げのコツ』をご紹介していきたいと思います。

今までの記事でもご紹介してきましたが、アイロン定規などを使ったりして、布端を直線に折り上げるというのは、比較的簡単に出来ます。

では、カーブ(曲線)はどうでしょう?ちょっとハードルが上がりますよね(*_*)

本日はカーブの裾上げをする方法の、バリエーションの一つとして覚えて頂ければと思います(´∀`*)

多くのソーイング本などでは、

『カーブに粗ミシン(もしくはぐし縫い)をかけて、少し縫い縮めてからアイロンをかけるとカーブが綺麗に折れますよ』というような事が書いてあることが多いです。

↓こんな感じですね

もちろんこのやり方だと綺麗に仕上がりますし、むしろ初心者さんになら、最初はこのやり方をおすすめすると思います( ̄∀ ̄)

今回の方法はズボラ•ソーイングを身に付けたい方にオススメの方法です。

私自身の作業机が狭いため、

『あー…アイロン台出しちゃったし、粗ミシンの為だけにミシン出して、かけるの面倒だなぁ(-_-)

ミシンを出さないで、何とか乗り切る方法は無いだろうか…?』

という、私のような面倒くさがりな方向けということですね。

では、早速やり方の説明です。

今回はラウンドテール(カーブになった裾)の後ろ見頃の裾を6㎜で三つ折りする、という想定です。

(※裾縫い代は1.2cmとします)

(※折った箇所が分かり易いように、今回は布の表裏を逆にしています。白っぽい方が表です)

①裁縫ヘラを使い、布の端からなんとなく5㎜の所に折りスジを付けながら、左へ進めていきます。

(※なんとなく6㎜じゃなくて5㎜なのは、アイロンの折り返しで太くなりがちだからです)

(※なんとなく5㎜は、目で見た感じで大丈夫なのですが、目測(もくそく)に自信が無い方、

完璧な仕上がり目指したい方は、先に布端から5㎜の所にチャコペンなどで線を一本描いておいて下さいね)

ちなみに、この折りスジを付ける時のポイントとなるのは、左手の人差し指(°▽°)

右手のヘラだけで一定の幅を保ちながらスジをつけようとすると曲がりやすいので、

ヘラに左手の人差し指の爪を沿わせるようにして、指もヘラに合わせて移動していきます。 

(布は押されてたるみますが、平らに、ならしながら行いましょう)

②裾の左端までヘラで折りスジを付けたら、一旦アイロンで一折り目を仕上げます。

(アイロンは左方向に押し滑らせるのでは無く、上から下へ、軽くなで下ろすようなイメージでかけながら左方向に進みます)

③(①)と同じようにヘラを使いながら、今度は①で折った布の端の辺りに折りスジを付けていきます。

④(②)と同じようにアイロンで仕上げたら完成です(°▽°)

このやり方だとカーブ以外の、直線に近い部分もアイロンがスムーズにかけられますよ(´∀`*)

さぁ、これでアナタもズボラソーイング会員の仲間入りです(о´∀`о)

さて、次回は『ヘラで裾上げの続き』と『カーブを裾上げする際のアイロンのコツ』をご紹介していきたいと思います(*’▽’*)

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