(長くなりますが、以前の記事『角の綺麗な出し方•直角編①〜』から先にお読み頂くと、流れがより分かり易くなりますのでオススメです)

さて、いよいよ『丸みのある角を綺麗に出す方法』をご説明していきたいと思いますが、
その前にこれから掲載する『角丸編』でも使用する、ぜひ作っておいて頂きたい便利グッズがあります。
それは『100円ショップのアイロン定規で作る、角丸アイロン定規』です(°▽°)

私の記事では登場回数が多い、このアイロン定規なのですが、
今回は、この大きな方の定規で便利な【角丸アイロン定規】というものを作っていきます。

これは、ポケットの角丸作りにも役立ちますし、透明でメモリも見やすく、とても便利なので、
ぜひ作っておいて欲しい一品です(°▽°)
用意して頂くものは、100円ショップのアイロン定規と、一緒に入っている厚紙!
これは、使いますので、まだ捨てちゃダメなんです!(・Д・)ノ

そして、文房具ハサミと、なるべく先の細いボールペン(又は油性ペン)をご用意ください。
では早速、作っていきましょう。
①ハサミで定規の10㎝の位置で半分にカットする。
(硬い素材ですが、ハサミで切れます。ハサミの先端では無く、中間あたりを使って、ゆっくり切っていく方が良いと思います)
なるべく真っ直ぐカットするように頑張ってください(๑˃̵ᴗ˂̵)

②次に捨てずに取っておいた『厚紙』の裏面の『定規の図』を切り取る。
(①のミニチュア版を作ります)
なるべく、なめらかカーブになるように頑張ってください(๑˃̵ᴗ˂̵)

③(①の定規の2㎝カーブの隣の角に、ミニチュア定規の3㎝カーブをあてて、ボールペンでカーブの形を描く。

④次に③の描いた角の隣の角にミニチュア定規の2㎝カーブをあてて、ボールペンでカーブの形を描く。

⑤(③)と(④)で描いたカーブの通りに綺麗にカットする。(出来れば、線の内側をカットする)
なるべく、なめらかカーブになるように頑張ってください(๑˃̵ᴗ˂̵)

これで、写真にも書いてある通り『ほぼ1.5㎝カーブ』、『ほぼ1㎝カーブ』も作れちゃう【便利な角丸アイロン定規】の完成です(°▽°)

ちなみに、どのくらいほぼなのかというと、どちらも1㎜弱位の違いです。

もし、どうしても正確なカーブにしたい方は、厚紙を先に1㎜ほど余計にカットしておくと良いかと思います。
なお、カーブのカットがガタガタになってしまった場合、細かい紙やすりなどでカーブを整えれば大丈夫です。(1㎜の余分をこれで調整しても良いと思います)
この定規の基本的な使い方としては、【ポケットなどの丸み角作り】に便利です。
これは、丸角にぐし縫い(又は粗ミシン)を入れておき、先に定規のメモリを使って、角以外の周囲の縫い代(1cm)を折ってから、定規を出来上がりの位置に置き、
縫い糸を引いて縮める事で、定規に沿った丸みが出来るので、そのまま上からアイロンで押さえれば、
綺麗な丸みの角が出来ます(´∀`)

また、角の丸いポケットや丸みの衿などの型紙を写す時や、
自分で型紙を描く際にも、小さなカーブを一気に綺麗に描く事が出来て便利です。
更に、『1cmのカーブに1cmの縫い代を付ける』、『2cmのカーブに1cmの縫い代を付ける』
というのも簡単に出来ますので、それも便利です。

もちろん、次回の『綺麗な角出し•角丸編』でもまた違った形で活躍しますので、楽しみにしていて下さい(о´∀`о)
さて、次回は残ったもう片方の定規を使って、もう一つ便利な定規を作っていきたいと思います(°▽°)
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