角の綺麗な出し方『直角編②薄地〜普通地』

前回記事では↓《角の綺麗な出し方『直角編①』》ということで直角の角を綺麗に出す為の基本的な考え方について、ご紹介いたしました。

角の綺麗な出し方『直角編①薄地〜普通地』
何度もいいますが、洋裁やハンドメイドに決まりは(ほぼ)ありません。 そんなわけなので作品の作り方は人それぞれ色々あります。 『同じような作品なのに、この間買った本と、今日買ってきた本に書いてあるやり方が違う…(´Д` )どっちのやり方が良い...

今回は早速角をひっくり返すところからご説明していきたいと思います。

(※例としてカフスを作っています。

仕上がった時に外側になる面→表カフス【青色、黒芯が貼ってある】

仕上がった時に内側になる面→裏カフス【ピンク色】です)

①表カフスの裏面を上にして、長い方の縫い代をアイロンで倒す。

この時、ミシンの縫い目が見えるギリギリで折る。

②次に両端も同じようにアイロンで折る。

(角の部分はなるべくキチンとはみ出ないように折り、アイロンでしっかり上から圧をかけて押しておくと仕上がりが綺麗になります)

③角の折りを人差し指でしっかりと押さえたままカフスをひっくり返して、角を押し出す。

④目打ちなどで整えて綺麗な直角にする。

(既に綺麗な直角になっていれば目打ちは必要ありません)

⑤裏カフスを上にしてアイロン台に置き、少し【裏に控え(ひかえ)】てアイロンで整えて完成(°▽°)

さて、ここからは折り方に関する詳しい説明をしていきたいとと思います。

まず①〜②の折る順番に関しては、

正直どちらを先に折っても構いません。

でも重要なのは左右を同じ順番で折るという事。

右端を折って、長い方を折って、左端を折る…というように左右で折り重なる順番を変えると仕上がりの形が左右で微妙に違ってしまったりします。

なので、左右同じように折る事をオススメします(*’ω’*)

そして、何故縫い代を『表カフス側に折る』のか『ミシンの縫い目ギリギリで折る』のかといいますと、(⑤)でカフスの周りをアイロンで仕上げる際の【裏に控える】作業をやり易くする為です。

ひと手間かけておくと効率的に仕上げる事が出来ます(°▽°)

【裏に控える】とは、写真を見ると分かると思いますが、表カフスから見た時に、裏カフスが見えてしまわないように、ちょっとだけ裏にズラして仕上げる事を言います。

見返しや衿など、様々な場面で活用出来ますので、ぜひ覚えておいて頂きたいテクニックです(°▽°)

さて、今回までは厚みの少ない布地(薄地〜普通地)の角出しについて書いてきましたが、

次回は厚みのある布地(厚地)の角出しテクニックをご紹介していきます。

お楽しみに

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