ブログにお越し頂きありがとうございます( ´∀`)
さて、前回の記事↓は布別の性質や簡単な地直し、お役に立ちそうな情報について書きましたが、
世の中に布なんて沢山ありすぎるし、その性質を全部覚えられるわけがないし…
正直覚え無くても良いと思ってます。
ただ、ハンドメイドや洋裁をやっていると、
必ずぶち当たる問題が『地直し』および『お洗濯』。
『柄が気に入って買ってきた布で、1ヶ月もかかって作ったブラウス。
一回着ただけなのに、洗濯したらシワシワ、ヨレヨレ…アイロンでも伸びない…もう服なんか作りたく無い…(´Д` )』
こんな経験ありませんか?
私は、あります( ̄(工) ̄)
『本に書いてある通りに、綿の布を水に浸して地直ししたら、色落ちして布全体が染まってしまって」全部使えなくなっちゃった…もう服作りやめようかな…(;ω;)』
こんな経験ありませんか?
私は、あります( ̄(工) ̄)
このような数々の失敗経験から皆さまに強くお伝えしたいのは、
『布は一度洗ってみなきゃ分からない』って事。
素材の知識があろうが無かろうが、一度洗ってみれば、
その素材が家庭の洗濯機で洗えるのか、
洗えるけど、シワシワになって、いちいちアイロンしなきゃいけない面倒くさい素材なのか、
ドライクリーニングに出すべきなのか、などが結構ハッキリと分かる訳ですね。
だからといって買ってきた布をそのまま洗濯機に放り込んでしまったら、
全部ダメにしてしまう恐れもありますのでやめましょう(´Д` )
ということで今回私がオススメする方法は、
『布の地直し前に試して欲しい、お洗濯実験』です!(°▽°)
やり方はとても簡単。
①厚紙などで、10㎝×10㎝の型を作る。
(私は厚紙より長持ちする、ダイソー購入品のPPシートというものを使用。ちなみに耐熱温度が低いのでアイロン定規には使えません)
②布の隅っこ(ただし、ミミから最低1㎝は離れた場所)に、型を使って10㎝角を描き、切り取る。
この時、布の縦横が分かるように、上になっている辺に、油性マジックなどで印を入れておく。
(※表裏が分かりづらい布地は『オモテ』と文字を描いておくのもオススメ)
③なるべく小さく、平らな洗濯ネットに入れて、他の衣類と一緒にお洗濯する。
(布地がなるべくホツレないように平らで小さなものがオススメ)
(これで普段使用している洗剤が使えるのかどうかも判断する事が出来ます。)
④軽く形を整えて干す。
⑤乾いたら、布の縦横のサイズ、シワやヨレ具合をチェック!
例えば、縦9.5㎝×横9.5㎝に縮んでいたとすれば…
この布地は、『水に浸すか、洗う地直し』もしくは、『水分、蒸気をたっぷり与える地直し』が必要という事。
⑥その後、布に中温位(140℃前後)のドライアイロンをかけて、
熱を与えた時の状態をチェック!
例えば、アイロンかけてもシワが全く伸びないのなら、ご自宅でのケアは結構面倒…
ドライクリーニングにした方が良い布地かもという事。
(もしくは手洗いか、脱水時間を超短時間にするなどでシワになりにくい工夫が必要)
⑦更に、洗っていない元の反物の上に置いてみて、
風合い(毛羽立ち、ツヤ感など)が大きく変化していないか、色が同じか(色落ちしてないか)チェック!
例えば、ツヤ感のあるブラウス布地の風合いが大きく変わってしまっていたら、ドライクリーニングにした方が良いと言う事。
以上の⑤〜⑥でほぼ全く変化が見られ無いのならば、(100%の保証はできませんが)
面倒な地直しは、ほぼ必要無し!
自宅で洗濯機オッケー!(°▽°)(基本的にネット洗い推奨)
という判断が出来ますので、早速素敵な作品に仕上げて下さいね(о´∀`о)
(ゆがみ直しのアイロン掛けや、スチームアイロン又はドライアイロンでのシワを伸ばす作業は必要です。
作品がコートやバッグなどの場合や、ビーズなどの付属品を付けるなどの場合、
例え布地が水洗い可能でも、型くずれを避けるためにドライクリーニングの方が良い事もあります)
今回、私が実験してみた4種類の布地。↓
(肌触りが良く、水で変化しそうな裏地、シワになりそうな織柄の布地、縮みそうなウール地、
縮みそうな100%麻地)
これらは私の予想を大きく裏切り(麻のみ縦横3㎜程縮みましたが)、
ほぼ縮み無し、シワ無し、変化無しの自宅洗濯オッケーの布地だという事が分かりました( ´∀`)
やっぱり、洗ってみなきゃ分からないもんですね(΄◉◞౪◟◉`)オオハズレ
さて次回は、『布の地直しのお話④失敗編』をお届けいたします!(°▽°)
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