今回はデザインとして取り入れる際の『糸の選び方』についてです。
(布地の色に合わせた糸の選び方についてはこちら↓をご覧ください)
大事な事なので何度も言いますが、ハンドメイドに決まりは無いと思っています。
『だから、何でも自由に決めましょう!(o゚v゚)ノ』と言いたいところなのですが…
『何でも自由にやってね』と言われると、逆に迷ってしまう方もいらっしゃいますよね。
今回はそんな皆様に参考して頂けたらと思う内容です(❁´◡`❁)
まず、柄物の布に、デザイン的にステッチをする場合、
糸の色は、基本的にその布地の中にある色を使うと、大きな失敗は少ないと思います。
中でも、その布地の大半を占めている色を使うと、違和感無くデザイン性が出せます。
(↓写真の中では黒や生成りがその色です)
↓例として、こちらは以前手芸店さんを通してオーダーを頂いたブラウスですが
お客様が手芸店で購入された布で、
『台襟付きのシャツ、途中開きのかぶりタイプ、11号、袖は折り返せるように、後はおまかせ』
というようなオーダー内容だったと思います。
なかなか着こなしのハードルが高そうなリバティの布(英国リバティ社の布)ですが、
デザインのポイントとして部分的に布地の柄の色を使用して、全体の雰囲気をまとめてみました。
(柄色のチャコールグレーを衿やカフスの折り返しに使用。
柄色の赤茶をボタンの付け糸やカフススリット留め糸にアクセントとして使用。)
ちなみに無地の布地であれば、何色を選んでも『デザイン』として成り立つので、
ぜひ自分好みの配色を追求して頂きたいと思います(❁´◡`❁)
ただし、色を決める際の注意点として、
巻かれた状態の糸本体を布の上に置いて決めるのでは無く、糸を巻きから解いて、長めに伸ばした糸を布の上に乗せて決めてみて下さい。
前回のブログ『糸の選び方ってどうするの?①』でも書いた通り、
巻きの状態での糸の色と、縫った時の糸の色の見え方は違って見える事が多いです。
また、生地と同色の糸でステッチする場合でも、
糸の太さを太くすることで、ステッチが強調されてデザイン性を強調する事が出来ます。
更に補足として、
差し色として布地と違う色を使う際には、一色だけを使った方が違和感が無く、スッキリとしてオシャレな印象になります。
参考にして頂けたら嬉しいです(●ˇ∀ˇ●)
(↓参考として。昔作ったメンズのミリタリーシャツ)
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