糸の色の選び方ってどうするの?①

本日は、縫い糸の色選びで迷った時に参考にして頂きたいなぁ、という内容です(°▽°)

基本的に糸などの素材選びに決まりは無いので、

好みとパッション(情熱)!とフィーリング(感覚)で!と思っています。

ただ『万人受けする見た目』という意味では、やはり布の色に合わせた糸選びが一番シンプルで失敗が無いです。

(ここで言う万人受けは、多くの方に違和感なく受け入れて貰えるという意味です)

とはいえ布を買う度に糸を揃えていたら、お金も掛かるし、糸も無限に増えていきます…

つまり、出来れば『今持っている似たような色の糸で、何とかしたいんです(′д` )』って事ですよね。

そんな時の為に覚えて頂きたい謎の呪文。

『暗い色にはより暗い…明るい色にはより明るい…』

これは昔、洋服のリフォーム会社で働いていた時に教えて頂いた言葉です。

どういう意味なのか?こちら↓をご覧下さい。

写真のような濃いめのブルーの布地に合う糸はどちらだと思いますか?

一見、布地より少し明るく見えるブルーの糸のほうが、布に合っているように見えます。

しかし、実際ステッチしてみると…

左の少し暗いグレーブルーの糸の方が布地に馴染んで、明るいブルーの糸の方はステッチの色が白っぽく浮いて見えます。

では、こちらの↓薄い水色に合う糸はどちらだと思いますか?

一見、左の糸の方が布に合っているように見えますね。

でも、実際ステッチしてみると…

右の生成りのほうが布地も明るく綺麗に見せ、左の水色の糸は明るい布地に対して、

薄グレーのように沈んで暗く見えます。

要するに、

暗め(濃いめ)色の布地に、どっちの糸にするか迷ってるなら、より暗めの方を選んでね。

明るめ(薄め)色の布地に、どっちの糸にするか迷ってるなら、より明るめの方を選んでね」

という事です。

『そこまでこだわる必要も無いんじゃないかしら?(ˉ▽ˉ;)』と思われるかもしれませんが、

布に馴染まない色の糸を使うという事は、ステッチがちょっと曲がってしまった所や、

返し針をした所など、

上手くいかなかった所のアラがとても目立つという事なのです…(′д` )

つまり、ソーイング作品を上手く見せる為のテクニックは、糸の色選び方にもあると言う事です。

今回は違いが分かりやすいように、ややオーバーな色違いの糸で比べてみましたが、

「どちらも似たような色」の糸で迷った時の参考にして頂けたらと思います(´▽`)

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