布の裁断後、手早く印付けをする簡単なテクニック②

前回記事は型紙の端の部分にある合印を手早く簡単につけるテクニックをご紹介しましたが↓

布の裁断後、手早く印付けをする簡単テクニック①
さて、本日は布の裁断後の印付け(合印)についての簡単早技テクニックのご紹介です。先に、裁断の工程に関して簡単にポイント説明するならば、右利きのハサミ裁断の方であれば、ハサミの右側に型紙を乗せた布がある状態で裁断すると、型紙のギリギリをカット...

本日は型紙の内側の方の印付け(ポケット位置や見頃中心の縫い止まり等)についてのテクニックをご紹介します。

今回事前に皆さんに用意しておいて頂きたい物があります。

それがコチラ↓

写真では分かりづらいかと思いますが、これはAmazonの梱包に入ってきたダンボール紙を三つ折りにして、マスキングテープでぐるりと巻き留めただけの道具です。

このような感じで、ダンボールを3枚重ねて束にした物をご用意頂いて、この後の作業に使っていきます。(このくらいの厚さとダンボールの適度な柔らかさが必要になります)

さて、早速コチラを使用して、型紙の内側部分にある合印付け(ポケットの付け位置や中央部のダーツ縫い止まり位置など)の説明をしていきたいと思います( ´∀`)

①(※今回の図はポケットを例にしています)

型紙のポケット位置の4ヶ所(あるいは下の三角部分を含めた5ヶ所)の型の内側、約3㎜の位置に印を付けておきます。

②ポケットが付く身頃を裁断した後、作ったダンボールをポケット位置の下に敷き、

目打ちで型紙の印にむかって、布ごと『ぶすっ』と貫通させます。

※日頃ストレスが溜まっていて、ダンボールどころか、机まで目打ちを貫通させてしまう恐れのある方は、ダンボールの下に更にカッティングボードなどを敷いて下さいね(^^;)

③作業をしている間に穴が消えてしまう恐れがありますので、先にチャコペンなどで穴の部分に印を付けておいた方が良いです。(布地の種類によっては、穴が消えにくいものもあります)

ちなみに、ポケットの印の場合は、表側にポケットを付けるので、表面になる方にチャコペンを付けて下さい。(逆にダーツなどは裏面になります)

この方法のメリットは、もし穴の位置を間違ってしまっても、布を揉んだりアイロンをかけてしまえば大抵の穴は簡単に消えるということと、

表にも裏にも、一度で両面に印が付けられるということがあります。

(チャコペーパーだと、一度に裏面にしか印を付けられないと思いますので)

『え∑(゚Д゚)ポケットの印を表に付けちゃったら、印が見えちゃうんじゃないの⁉︎』

と思われた方、安心して下さい( ´∀`)

①で付けた印は、ポケット付け位置の3㎜内側

つまり、穴やチャコペンの印が表に出ないように印をつけているため、ポケットを付ければ見えなくなるという事ですね。

ちなみに、目打ちを刺しても、全く穴が開かない(見えない)布地もあります。(柔らかいウールやニットなど)

その場合には、あらかじめ型紙の印に目打ちで穴を開けておき、その穴からチャコペンで印を付けます。

そして、目打ちかまち針を穴に刺したまま、貫通した所(逆面)にもチャコペンで印を入れる方法が良いと思います。

また注意点として、目打ちは先の尖ったものを使用してください。

先が丸かったり、指で触ってザラザラしていたらキズが付いていますので、

そのような目打ちを使うと布に刺した時に、糸がつってしまったり、キズになってしまう恐れがありますので気をつけてくださいね(´Д` )

コメント