さて、本日は布の裁断後の印付け(合印)についての簡単早技テクニックのご紹介です。
先に、裁断の工程に関して簡単にポイント説明するならば、
右利きのハサミ裁断の方であれば、ハサミの右側に型紙を乗せた布がある状態で裁断すると、
型紙のギリギリをカットしていくことが出来ます。
また、ハサミの下の刃は机に付けたまま、カーブ以外は大きく動かした方が綺麗な裁断面になります。
(あまり小刻みに動かすとガタガタの裁断面になりやすいので注意です)
さて裁断が出来たら、いよいよ型紙に書いてある通りに合印を入れていきます。
この時、多くの方がチャコペーパーを使われると思います。
便利ですが、いちいちチャコペーパーを移動しながら印付けするのが面倒だったり、
ペーパーが布にすれて汚れてしまう事もありますね(´Д` )
ちなみに縫製業ではチャコペーパーを使うことはありません。
では、プロは現場でどのように印付けをしているのかというと、
①まず型紙の合印の部分に4〜5㎜程の切り込みを入れます。
②次に①の型紙を使って裁断をして、合印のVカットの部分の布に切り込みを入れます。
(布が2枚重ねの場合は、重なったまま切り込みを入れる)
ちなみに、①の合印部分のVカットや②のペンの印は省いても大丈夫です。
ただし、合印を位置を見逃してしまいそうな方は、やっておくと分かり易いと思います(°▽°)
『布を切っちゃって、ボロボロにほつれてきたらどうするの?切れてるところって見えちゃうんじゃないの?(´Д` )』と思われるかもしれませんが、大丈夫です。
ちなみに合印の切り込みは、浅過ぎても印が分かりづらいですが、
深く入れ過ぎると布のほつれがロックミシン(かがりミシン)からはみ出て、見えてしまうので注意して下さいね(´∀`)
なお、かなりほつれやすい布は、切り込みを入れても、布がほつれて合印が分からなくなってしまう場合があります。
もちろん、その場合はチャコペン等での印付けが良いです。
また、レースや手編みニットのような、切り込みを入れると、そこからほどけてしまうような布も同様に、ペンなどでの合印にして下さい。
よろしければ時短テクニックとしてご参考になさってくださいね( ´∀`)
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