以前ご紹介した記事↓「布の表と裏の見分け方は?」では『あなたの好きな方に決めて下さいね♪』と言ったのですが、布の上下という事に関しては、少し注意が必要になります。
一般的に、
無地やギンガムチェック、水玉や小花柄などとても小さな柄、柄が上下左右バラバラに配置されている…
などの場合は、布の上下に気を配る必要は無いと思われます。
逆に、コーデュロイやベルベットなど毛足のある布は、布の上下に気を配らないと、
見た目が白っぽく見えてしまうなど、作品の色が綺麗に見えず残念な仕上がりになってしまう可能性も…( °Д °;)
ちなみに【毛足のある布地の裁断方法】とは↓
①逆毛(さかげ)の方向を上にして置く。
(上から撫でて指に毛並みの抵抗が感じられるなら、それが逆毛の方向です)
②型紙を配置して、一方裁ちに裁断する。
(一方裁ちとは、型紙を上下逆にせず、全ての型紙パーツを上向きに一方方向に配置して裁断する事です)
このように基本通りに裁断する事で、深みのある色の綺麗な仕上がりの作品になります(●ˇ∀ˇ●)
同じように、柄の上下が見た目でハッキリと分かるものも、一方裁ちに裁断する必要があります。
そうでないと、スカートの前後で柄が逆さまになっちゃった⁈(⊙ˍ⊙)なんて事になってしまいます。
(でも(●’◡’●)デザインとして部分的にわざと取り入れたりするのは良いですよね♪)
ちなみに、無地など布の上下を気にしなくて良い布の場合には、差し込み裁断をする事が出来ます。
(差し込み裁断とは、布地に対して型紙をパズルのように上下逆さまにするなど、組み合わせるように配置して裁断する方法です。布の要尺がギリギリの時や、布地をなるべく節約して作りたい時にも役立ちます)
では、ここで布の上下の簡単な見分け方をご紹介します。
まず見て頂きたいのが布のミミ(端)の部分です。
↓写真のように色付きの〇や文字が書いてある部分があれば、布を表にした状態で左側にくるように置いてみて下さい。
その状態が布の上下が正しい配置と言われています。
ただし、実はこの印や文字が無い布も沢山あります…(´・ω・`)
そんな時は、布の上の端と下の端を重ねてみて、見た目に違和感が無ければ(柄が一目で違って見えるなど)上下どちらを上にしても大丈夫!←結局はコレですね( ̄▽ ̄)
ちなみに、私の経験からですが、多色使いのチェック柄も一方裁の方が良いかと思います。
チェック柄は一見、規則的な大きさと色で並んでいるように見えがちですが、案外、線の太さや配色がランダムだったりします。
↓私が差し込み裁断をして失敗してしまったブラウス。脇の柄が一部合って無いです…(′д` )
コレは、ただの私の不注意ですが…(ˉ▽ˉ;)
母用だったのでそのまま、そっとプレゼントしました(笑)
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