前回記事②では、《フィッティングルーム(試着室)》を作ったことを書きましたが、↓
今回は《ミシン糸を置く棚》をご紹介したいと思います。
突然ですが、我が父は木を切って棚を作ったりするのが大好きで、『生まれ変わったら【大工】になる』と言っております。笑
ならば、今世でもそのチカラを存分に発揮してもらおうではないかと、ソーイング教室に置く《ミシン糸の棚》を作って貰いました!(°▽°)
高さ、棚の数などの図案を渡して、作って貰った棚がコチラです↓
もちろん本業の大工さんには及びませんが、想像していたより上手く出来ていて大感謝♪(失礼な娘)
早速糸を並べてみましたが、いかがでしょうか?(´∀`)
私も使いますが、ソーイング教室の生徒さんにも自由に使って頂けるようにと思っています。
工業用の50番の糸がメインで(一般的な家庭用のシャッぺスパン糸の60番位)、
教室に用意する家庭用ミシンにセットすることが出来るので、ブラウスやパンツや小物製作、飾り縫いなどに沢山使って頂けます(´∀`)
そんなわけで、今回は『糸』についての話題です。
家庭用シャッペスパン糸や、今回糸棚に並べた糸は、ポリエステル素材が多いですが、
ポリエステル素材の糸は非常に丈夫で、紫外線などによる色あせや劣化もほぼなく、20年以上も長持ちすると言われています。
ただし、縫製業界の先輩方に聞いた話や私の経験によれば、必ずしもそうとも言い切れないと思います。
やはり保管状況は大事で、直射日光が常に当たる場所や、ホコリが多い場所、高温多湿な場所に置いておけば、いくら丈夫なポリエステル糸と言えども、劣化して弱くなるようです。
以前、廃業された洋裁関連の方から糸を頂きましたが、やはり長年放置されていたと思われる糸は、
糸巻き本体のプラスチック部分の劣化と、糸も軽く引っ張るだけで切れてしまうような状態になっていました(´Д` )
ちなみに縫製業界では、このように劣化することを『糸が風邪をひく』と言ったりもします。
残念ながら糸は一度風邪をひくと治せないのですが、糸が切れなくなる部分まで(劣化していない部分まで)糸をほどいてしまえば、内部はまだまだ使えることが多いです。
ご自分が持っている糸でかなり古そうなものがあれば、ミシンにセットする前に糸を手で引っ張って、簡単に切れてしまわないか確認することをオススメします。
また、保管場所は高温多湿、直射日光をできるだけ避けた方が長持ちすると思いますので、蓋付きの紙箱や引き出し収納にするのも良いかと思います。
更に糸関連の話題として、手縫いの糸がからみにくくなる方法もご紹介。
特にボタン付けをする際などに、長い糸が途中でねじれて、からまって玉結びが出来てしまうストレスを経験された方も少なくないと思います。
これを解消する方法は、『糸にロウ(ロウソク)をこすりつけてから、アイロンをかける』ということ。
こうすることで、適度な張りが出るとともに糸が丈夫になりますので、途中でねじれたり、ほつれることがほぼ無くなります(°▽°)
ちなみに、ロウを使わずにアイロンをかけるだけでも、糸のねじれ自体はかなり軽減されますので、
ぜひ試してみて下さいね(о´∀`о)
(そんなわけで、私もミシン糸の棚に日光と埃よけのカーテンを付けてみました↓)
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