布地の横地の目の通し方を覚えたら、ストールを作りましょ♪

前回記事では『横の地の目の通し方』をご説明しました↓

ご機嫌な裁断と基本的な布地の横地の目の通し方
以前お客様から夏物のデザインTシャツのリメイクのご依頼を頂きまして、『お尻やお腹を少し隠せるように長く直して欲しい』との事でした。 夏物なので見た目と質感が涼しく、元々のデザインに合わせられるような薄手の布地を注文。 そして届いた布地がこち...

今回はその『横の地の目通し』を活用して、『ストール』を作っていきましょう(°▽°)

ちなみに私は『巻き物』が好きなので、マフラー、ストール、ショール、スヌード、…などなど。

とりあえず首に巻くものを数えてみたら、20本以上ありました( ̄(工) ̄)

ついでに言うと、その内のストール5本は自分で作ったものです。

実際、ストールやショールは『肌触りの良いただの布地』ですから簡単に手作りすることが出来ます。

正直『ただの布地』を首に巻いていても、見た目は問題無くストールに見えると思いますが…

ここで手を抜かずに布端の処理をした方が、オシャレのモチベーションは上がると思います(°▽°)

ちなみに、布地は薄手の肌触りの良いコットン(綿)やリネン(麻)などがオススメです。

今回の見本として使用しているような、肌触りも良く華やかな柄がお好みの方には、

『インド綿のブロックプリント』なんかがオススメです(°▽°)

検索して頂くと素敵な色柄が沢山ありますよ。

(洗濯による若干の色落ちなど注意事項などありますので、商品情報を良くお読みください)

↓参考までに、こちらはサイズ100㎝×120㎝の布をぐるりと巻いた感じのボリュームです。

マフラーのように一巻きして両端を垂らす巻き方なら、布の厚さにもよりますが、

90〜100㎝×170〜180㎝程度が良いかと思います。

それでは、今回は何種類かの布端の処理についてご紹介していきます。

A【ミシンを持ってない、あるいはミシンを使いたくない方向けには…布の周り全てをフリンジにする方法がおすすめ】

5㎜幅程、布端糸を解いておくとそれ以上はお洗濯してもほどけにくくなります。

前回の横地の通し方をしても良いですが、端をフリンジにする場合は、『布地を裂く(破る)』事で布目を通す事がオススメの方法です。

少々乱暴に感じるかもしれませんが、れっきとした布の地の目通しの方法で、

布端から3cm位の場所に、2〜3cmほど切り込みを入れて布を裂く(さく)と地の目に沿って破れます。

すると、裂いただけでも3〜5㎜程度のフリンジ状態なりますので、その後、更に少し余計な糸をほどいて見た目を綺麗に仕上げれば完成です。

ただし、この方法には注意点がありまして、とても薄く繊細な布や、少しのキズでも目立つ布の場合、

布幅にあまり余裕が無い場合は、(布端が最低6cm程度は無駄が出るため)

前回のように糸を引き抜いて地の目を通してカットしてから、フリンジを作る方法をオススメします。

ちなみに、フリンジを作る方法では地の目を通す事をオススメしますが、

(適当にカットするとフリンジの長さが揃わずガタガタになったりするので)

フリンジ以外の端の処理に関しては、特に地の目通しにこだわらなくても大丈夫です。

B【ミシンに慣れていない、ミシンがあまり得意では無い方向けには…かがり縫いで仕上げる方法がおすすめ】

大抵の家庭用ミシンには、布端のホツレ止めの為の『かがり縫い』の押さえが付いていますので、

好きなサイズにカットしたストールの端をミシンでかがり縫いをして仕上げます。

この時、かがる糸の色にもこだわると、よりオシャレっぽくなると思います(о´∀`о)

C【ミシン上級者の方向けには…三つ巻きで仕上げる方法がおすすめ】

この押さえも割と家庭用ミシンに付属されています。

ハンカチの端によく見られるような、綺麗な端の処理も市販品のようになってオススメです。

ちなみに、【Bかがり縫い】や【C三つ巻き】は角の部分で結構苦戦すると思われますので(´Д` )

横地を【Aフリンジ】仕上げにしてから、縦地を【Bかがり縫い】や【C三つ巻き】で仕上げるというように、方法を組み合わせるとより簡単で素敵なストールになりますよ(*´∀`*)

ぜひ、素敵なストールを作ってみて下さいね♪

↓ロックミシンをお持ちの方はロックミシンをかけるか、

『巻きロック』での処理も簡単でオススメです(出来ないロックミシンもあります)

↓フリンジを長く作って、ビーズなどを通しても(´∀`)

↓お客様からオーダー頂いたリネンのストールもとっても素敵でした(´∀`)

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