さて早速ですが、前回ご紹介した↓『両面ツルツル紙で作ったアイロン定規』の使い方をご紹介したいと思います。
例として、『1cmと3cmの三つ折り』にしたい場合です。
①アイロン定規に書いた0.9cmの線に合わせて、布端をアイロンで折る。
(アイロンは右→左へ押し付けるような動かし方では無く、アイロンの後ろの方は台に付けたまま、先端部を(写真の)上から下に小刻みに動かす感じで、左へ移動させる方が、縫い代がビロビロと伸びてしまわず、綺麗な仕上がりになります)
②紙の端まで、布を折り終わったら、布は動かさず、紙を指先で左に滑らせて、残りも同じように折る。
(※アイロン後すぐは紙が熱くなっているのでご注意下さい!(´Д` )
③次も、布は動かさず、紙を指先で右に滑らせてから、紙に布を巻き付けるように手前に折り、紙を下から上方向に『ぐっ』と押し付けるようにしながら、①同様アイロンをかける。
この時、折り目をクリップで留めて作業するとやり易いです。
(今回は目立つように黄色クリップにしましたが、アイロンの熱で黄色部分が溶けると思いますので、金属のシルバーのクリップをお使いください。)
アイロンはクリップギリギリまでで、クリップの上からはかけないで下さい。
蒸気が溜まって、布に水染みができてしまう恐れがあります(´Д` )
ちなみに、市販のアイロン定規を使う際も、この裏技で作業がしやすくなりますよ(°▽°)
④紙の端まで折り終わったら、一旦布を開き、紙を指先で左に滑らせてから、③同様アイロンをかける。
⑤最後までかけたら、布を開かずに、左から紙を抜き取る。
(仕上げにもう一度アイロンをかけると更にしっかりと折れます)
これで完成です(°▽°)
『手作りの紙アイロン定規』の基本の使い方をご説明した所で、
①クロバー(ハンドメイド総合メーカー)のアイロン定規
②100円ショップ(セリア)のアイロン定規
③手作りの紙アイロン定規(自作)
の、私目線でから見たメリット・デメリットをご説明しておきたいと思います。
まずは『①クロバー製アイロン定規』
(こちらは現在持っていないのですが、以前借りて使用した時の感想です)
《メリット》は
•ナイロン製でしっかりとした布っぽいので、蒸気が抜けやすく、アイロンでの熱を逃し易い。
•滑りにくく、布を折る作業がし易い。
•カーブやメモリが付いているので、これ一枚で色々な事に使える。
《デメリット》は
•3つの中では一番高価。(でも1000円以内で購入可)
•滑りにく過ぎて、逆に使いづらい面も。
続いて『②100円ショップ購入のアイロン定規』
《メリット》は
•こんなに便利なのに100円!安い!
•カーブやメモリが付いていて、これ一枚で色々な事に使える。
•透けているので、柄(例えばボーダー柄など)を確認しながら、アイロン作業が出来る。
《デメリット》は
•とにかく熱くなる!アイロンの直後は触ると火傷するレベルです!注意!
•ガラスが入っているためか、熱さが逃げにくい。蒸気も抜けないため、蒸気の水滴で布が水染みになる恐れもあり。
•ツルツルで布が滑って作業がしにくい。
最後に『③自作した紙アイロン定規』
《メリット》は
•ほぼタダ。
•幅が決まっているので、メモリ合わせる必要なく一定の幅で折れる。
•紙なので、程よく蒸気を逃し、アイロン直後は熱いが、割とすぐに触れるレベルに熱が逃げる。
(両面ツルツル紙なので、普通の厚紙より蒸気に強い)
•程よく滑らず、程よく滑るので、作業し易い。
•色々な応用が効く。
《デメリット》は
•折りたい幅に合わせて何本も作るのが、ちょっと面倒くさい。
•紙なので、連続して使用すると蒸気でヘロヘロになることがある。(定規にドライアイロンをかければすぐ乾く)
•長さの長い両面ツルツルの厚紙がなかなか無い。
という感じです(о´∀`о)ご参考までに。
これをふまえまして、
次回は『手作り紙アイロン定規の便利な応用編』をお届けします(°▽°)
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